不動産投資家専門税理士

所長よりごあいさつ

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長い長~い 当会計事務所所長のごあいさつ

ここでは、当会計事務所所長の私、稲垣浩之の経験などを、ご挨拶代わりにかいつまんでお話ししたいと思います。 お客様には直接関係の無い一人語りではありますが、会計というもののの重要性などをくみ取って頂ければ幸いです。

私の実家は代々、自営業を営んでいます。
現在は母が一人でクリーニングの取次&履物小売業を営んでいます。

実家は代々下駄屋を営んでおりました。祖父の前の代から始めて本来なら私で4代目になります。父が若い頃までは、現在のように靴やサンダルは一般的ではなく、普通に下駄が普段の生活に馴染んでいたようで、その需要は今では考えられないくらい多かったようです。

桐のような木を一本丸ごと産地から仕入れてきて、下駄を作り、エンドユーザーさんに小売をしていました。製造・小売が一貫して行われていたのですから、当時は相当、儲かっていたのではないかと思います。


しかし、それも時代の流れには勝てません。一般的に履物は下駄から靴やサンダルに移行していったのです。店の商品構成も下駄は陰をひそめ、靴やサンダルが幅を利かせてきました。下駄屋さんというより靴屋さんです。

私の幼い頃は丁度、大規模小売店(長崎屋さんとかダイエーさんとか、片方はなくなり片方もなんとか生き残ってはいますね。)がそろそろ出始めた頃で、うちのような小さい履物屋さんで買うよりも、大規模小売店で靴やサンダルを購入するという風潮が高まってきた頃でした。

俄然、店の売上は減少してきます。店の売上の減少はダイレクトに家計に影響してくるものです。
家庭の雰囲気をも変えてしまいます。
そんなわけで、幼い頃から、売上とか仕入れとか資金繰り、棚卸、という言葉が僕の周りを飛び交っていました(笑)

『売上が上がらないと仕入代金が払えない。』とか『資金繰りのために銀行からお金を借りる』とか、売上が少ない多いで家庭の雰囲気が暗くなったり明るくなったり。ま、それはそれでエキサイティングで楽しいものでしたが、稲垣少年の心中は穏やかではありませんでした。


【店の経営成績と家庭の雰囲気がリンクしてしまうという不合理さ】

そんな中小企業(うちは零細企業でしたが)の悲哀というものを幼いころから肌で感じておりました。父は私がサラリーマンになる事を望み、(父親的には自分の代で靴小売業は終わりにしたいようでした。)私も素直に大学進学を決めました。

しかし、大学卒業後、アパレルの営業マンとして就職した、その春に父は亡くなりました。
母が父の後を継ぎ履物小売業に加え新規事業としてクリーニングの取次業を始めました。

私自身としては新規事業を開始するにあたり『何で新規事業?』との思いがありました。
父の遺産ともいうべき履物小売業を細々とでも営んでいけばいいじゃないか。と正直感じていました。母に直接、『なんで今、クリーニング取次業を始めるのか?』問い質しました。

母は『もう在庫を抱える商売はたくさん・・・』とつぶやくように言いました。

すでに私もアパレルの営業マンとして会社の流れを掴みはじめていた頃ですし、在庫の重みも少しは、わかりかけていたものの、正直、その頃の私は『在庫を抱える商売はたくさん・・・』という本当の言葉の意味をよく理解できていませんでした。只、母が吐き出すように呟いた言葉に具体的な意味はわからないものの、えもいわれぬ意思の強さを感じ、何も言い返せませんでした。
という訳で、父の死後、我が家は履物小売業とクリーニング代行業を営むことになったのでした。



その後、私は変わらず、アパレルの営業マンとして地方を飛び回っておりました。

そんな私に転機が訪れました。当時、社内で4年程お付き合いをさせて頂いた女性がおり、その女性との結婚話が持ち上がったのです。彼女のご両親にもお会いさせて頂きました。
只、彼女の父親は公認会計士で、それも働きながら資格を取得されたという努力家でした。
その当時、彼は公認会計士事務所を営んでおり、『できれば跡を継いでほしい、君が税理士になるつもりなら娘との結婚を認める』との内容の事を言われました。

税理士という職業を調べてみると資格取得後の人生はバラ色のような印象を受けます。丁度、アパレルの営業マンとしての仕事に多少のつまらなさを感じていた事もあり、結婚の事はともかく、
税理士を目指す事を決意し、アパレル会社を退職し税理士受験講座に通うことになりました。私は27歳になっていました。

税理士になるためにはまず、基本である簿記を理解しなければなりません。それまで、大学の必修科目で簿記という科目を勉強した事はあっても、1年で履修すべきところを4年かかったしまったという情けない状態でしたので、簿記3級の基礎から勉強する事にしました。

会社を退職してから簿記3級、2級、税理士試験の第一歩である簿記論を受講しました。
税理士試験は、他の国家試験とは違い、数ある科目の中から必修科目を3科目、選択科目を2科目、受験した科目の受験者の上位10%を科目合格者とし、この科目合格が5科目揃えば、晴れて税理士試験に合格という事になります。
この受験科目は一度に5科目受けてもいいし、働きながら1科目づつ受けてもいいという、割りに柔軟なシステムでした。但し、試験は年に1回だけ実施されるという残酷な試験です。



私は初年度、簿記論と財務諸表論という必修科目を受験しました。8月に受験して結果は12月の下旬に発表されます。見事28歳の初試験は2科目とも不合格という結果に終わりました。
先程も書いたように、試験は年に1回しかありませんから、次回のチャンスは翌年の8月ということになります。その不合格の無力感たるや受験したものでないとわからないでしょう。

仕方なく合格発表後の翌年1月から再度、簿記論、財務諸表論を勉強しなおす事となりました。
1月から再度、勉強して3ヶ月が経った頃からでしょうか、突然、簿記のシステムがわかり始めたのです。会計というものが理解できるようになったのです。
今まで入力してきた平べったい知識が、立体的な知識となって頭の中で起き上がってくるような感覚で、簿記のシステムが身体に染み渡っていくことを体感しました。
それまで模擬テストもふるわない成績でしたが、徐々に点数は伸びていきました。簿記論だけは合格の予感というか一筋の光明を見出せたような気がしたものです。

と、同時に、母親が言った『在庫を抱える商売はしたくない。』というおぼろげだった言葉の意味も、かなり明確なイメージを持って理解できるようになったのです。
靴屋の売上が減少する中、父が店の経営をなんとか維持できた理由も、アパレルの営業マン時代、上司に『新規顧客を取ってこい!』『代金回収して来い!』と耳にタコができるくらい怒鳴り続けられた意味も、腑に落ちました。

すべては簿記・会計のシステムを理解することによって、その理由や意味が明確になったのでした。



今から思えば、父と母は商業高校を卒業したと聞いています。簿記・会計のシステムを10代の頃から身体で覚えていたんだと思います。簿記・会計の知識はあたりまえの空気のような存在だったのでしょう。

我が家を支えていたのは、父母のたゆまぬ努力とその根本にある簿記・会計の知識だったのでした。

それまで、ぼんやりと税理士となるという目標が、明確な意思を持って税理士になろうと変化してきました。
『この簿記・会計のシステムを知らないばっかりに倒産する会社があるはずだ。また、すばらしい商材を持って商売を始める際このシステムを理解しているとしていないでは数年後の会社の規模は変わってくるはずだ。これを伝道してゆくのが俺の役目だ!そのためには一日も早く税理士になろう!』
と固く心に決めたのでした。

税理士試験に合格したのは、それから6年後、私は35歳になっていました。
結婚もしました。妻は税理士になるキッカケとなった公認会計士の娘さんではありません。
弟の結婚式に知り合った、弟の妻の先輩です。



37歳の時に独立・開業し現在に至っておりますが、リーマンショック以後の、この厳しい世の中において、年々、簿記・会計の知識はより重要になってきていると思われます。
この簿記・会計のシステムをよりわかりやすく、より簡単に、皆さんに伝えることが天が私に与えられた使命との思いは年々心の中で大きくなるばかりです。

私はこの職業については教育事業と考えています。机の上だけでなく現場での実地訓練を伴った教育産業との位置づけをしています。

税金を安くするための方法は数々あれど、その方法には限度があります。
税金を安くするための努力よりも売上を上げる努力をした方がずっと効率がよいはずです。
そして売上を上げ続け事業を維持・発展させるためには簿記・会計の知識は必要不可欠であることを痛感しています。
簿記・会計の知識は必ずや皆さんの強力な武器になるはずです。

皆さんの際立った商売のセンスと、この簿記・会計の知識を組み合わせたら鬼に金棒です。
是非、一緒にあなたの事業を維持・発展させていきましょう!
そして世のため人のためとなる、素晴らしい会社にしましょう!お待ちしています。

平成24年6月1日

 

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